僕に、『蕎麦』を一から教えてくれたのは、十日町名ヶ山にあるそば屋『清兵衛』の親父さんと、そこのスタッフの方です。
去年ずっと、清兵衛さんに修行に行っていました。
春に、父親が体調を崩して蕎麦が打てなくなったんですね。
急なことだったし、お店を休むわけにもいかないし。
僕は、蕎麦の修行はしてないんです。
その僕に、6年生だった息子が言った一言、
『父ちゃん、こんど蕎麦打ちを教えてくれよ!!』
覚悟が決まった一言。勉強しよう。もし息子に教える時は、しっかりとしたこと教えられるようにと。
運がよかったんだと思います。繋がって繋がって、清兵衛さんにたどり着いて紹介してもらえたんです。
親父さん、『隠すことはないから、全てを教えるから』と。
本当に嬉しかったです。先が見えた感じがしたんです。
清兵衛さんは、自分のところで、蕎麦の殻を剥き、石臼で挽いて、ふるって、打ってるわけです。
親父さん、玄蕎麦、石臼、ふるいのことから、全て教えてくれたんです。
そして、蕎麦も打たせてくれたんですね。
『失敗は勉強だから』と。いろんなことを教わって、いろんな失敗もしました。その対処の仕方も教えてくれて。
イベントにも参加、テレビの取材、消防の話し、小学生からの取材・・・僕でいいんでしょうか!?
いろんな経験です(⌒‐⌒)
今年も行きたかったのですが、春からの新型のウイルスのこともあったので行けなくって。
12月に声をかけていただいたんですね。
また、行ける!!勉強できる!!もっと成長できる!!
スゲー楽しいんです!!いつかあの蕎麦を打てる時がきたらと考えると、楽しく、楽しくて。何かができそうなんです!!
今、滝見屋の蕎麦を打っているのは、僕の父親
一生懸命、毎日 打っています。これもまた、美味しいです。
親父が打ってくれているからこそ、僕は修行ができる。元気な両親に感謝をして、もっもっと蕎麦を知りたいと思う五代目です!!( ☆∀☆)