お前さんが、いつ来るのかと思っていた。
僕が蕎麦の修行をした『そば屋清兵衛』の親父さん。
先日、あの石臼で挽いた蕎麦粉を使わせて欲しいとお願いにいってきました。
一年間と年末、ずっと清兵衛さんで粉を見てきたんです。
石臼で粉を挽いて、ふるいにかけて、重さを測って。
この石臼で挽いた蕎麦粉、にぎるとキュッキュッいうんです。
寒い日の新雪のような音。
毎日毎日触っていましたから。キメが細かいと言うんでしょうかね!?
この粉を使いたくて。
親父さんにお願いすると、
『俺が、最高の状態の粉にしておくから!!』
と。嬉しかったですね。本当に嬉しかった。
あの粉を使えるんですから。
清兵衛さんに行けたので、粉のことを教わりました。そして、石臼のこと、ふるいのこと。
蕎麦をうつ前の、蕎麦粉になるまでを教わったんです。
これは、感謝しかないです。全て教えてくれました。
今の蕎麦粉は、十日町産の『とよむすめ』といく蕎麦粉を、清兵衛さん石臼で挽いた粉を使ってうっています。
もっともっと、勉強したい!!蕎麦粉って、本当に面白いんです。
年末の大雪の中での粉作り。粉が雪に見えて、雪が粉に見える。
この、粉作りが楽しかった五代目です!!( ☆∀☆)