爺ちゃんは、90歳を超えても蕎麦を打っていました!!
そんな爺ちゃん、僕が小さい頃から言っていたのは、
『ツルツルした蕎麦を打ちたい』
昔、その理由を教えてくれたんです。
戦争当時、そばやそばがきをたくさん食べたそうです。ですが、今のようなものではなく、そば粉も綺麗に挽いてなく、砕いただけのような、ザラザラしていて、殻を取っただけの粉。蕎麦にしても、モソモソした喉越しの悪い蕎麦だったと聞きました。僕には想像が出来ないものですが、それしかなかったし、生きるために食べたと教わりました。
だから、ツルツルした蕎麦を打ちたいと言っていたことを覚えています。
爺ちゃんは東京き蕎麦の修業に行きました。滝見屋には種物やカレー南蛮蕎麦があるのはそのためですね。
全く蕎麦の修業をせずに帰ってたのは僕です(笑)爺ちゃんが引退したら親父が蕎麦を打つんだろうと…。そしたら、すぐに僕の番がきてきしまった。
僕は奇跡的に十日町の蕎麦の名店『そば屋清兵衛』さんで修業させてもらえました。
https://www.instagram.com/seibei_sobaya?igsh=MXZ6eWU4cmkybjV0ZQ==
蕎麦の打ち方だけでなく、布海苔の煮方から、玄蕎麦、石臼、ふるいのことまで全て。そして、音楽のこと、女性との付き合いかた…おっ!?(笑)。親父さんから全て教わったし、今も教わってます!!
滝見屋の蕎麦粉は『清兵衛』さんが挽いてくれた、地元産トヨムスメです。
ツルツルした布海苔蕎麦…この地域ならでは蕎麦です。爺ちゃんが言って蕎麦。お客様、そして、天にいる爺ちゃんが喜ぶ蕎麦を打ちますね!!